ふたえ埋没法によるたるみ治療
「ふたえ埋没法によるたるみ治療」について、次のような流れで、詳しいお話をさせていただきます。
①ふたえ埋没法ってどんな治療?
②他のたるみ治療法(眉毛下皮膚切除術・上眼瞼除皺術/ふたえ全切開法)との違いは?
③どんな人に向いているの?
④実際の治療の流れ・経過
①ふたえ埋没法ってどんな治療?
ふたえ埋没法は、特殊な医療用の糸をまぶたの皮膚の下に通し、糸の力でふたえのラインを作る施術です。この方法は切開を伴わず、糸が皮膚の内側に埋め込まれるため、ダウンタイムが短く、自然な仕上がりが期待できます。
加齢とともにまぶたの皮膚が緩んでたるみが生じることで、目が小さく見えたり疲れた印象になったりすることがあります。また、まぶたのたるみは視界を狭めて日常生活に支障をきたすこともあります。そんな悩みに対して、皮膚の切開をおこなわずに改善できる方法の一つが「ふたえ埋没法」です。従来のふたえ形成だけでなく、まぶたのたるみを軽減し、若々しい目元を取り戻す効果が期待できます。
②他のたるみ治療法(眉毛下皮膚切除術・上眼瞼除皺術/ふたえ全切開法)との違いは?
眉下切開法
眉下切開法は、まぶたのたるみを改善するために眉の下の皮膚を切開し縫合することで、余分な皮膚を取り除く方法です。
メリット
- たるみが強い場合でも改善が可能
- 目元の自然な若返り効果が得られる
- 元々のふたえの形を変えずにたるみだけを除去できる
デメリット
- 切開を伴うため、埋没法と比較するとダウンタイムが長くなる
- 傷跡が眉の下に残る(傷跡のきれいさは、医師の縫合技術に依存する)
- 自然な仕上がりにするには医師の技術が重要
上眼瞼除皺術/ふたえ全切開法
上眼瞼除皺術/ふたえ全切開法は、まぶたの皮膚を切開して余分な皮膚や脂肪を取り除き、しっかりとしたふたえを作る方法です。
メリット
- 永続的な効果が期待できる
- 皮膚のたるみが強い場合でも改善可能
- まぶたの厚みや脂肪が多い方にも適応可能
デメリット
- ダウンタイムが長く、腫れが引くまで時間がかかる
- 元に戻すことが難しい
- ふたえのラインに傷跡が残る
ふたえ埋没法によるたるみ治療のメリット
- 傷跡が気にならない:切開を伴う手術とは異なり、糸を通すだけなので、傷跡の心配がありません。
- 切らずにリフトアップ効果:たるんだ皮膚を糸で固定することで、目元が引き締まり、若々しい印象になります。
- ダウンタイムが短い:施術後の腫れや内出血が比較的軽度で、日常生活に早く復帰しやすい点が魅力です。
- やり直しが可能:ふたえの形が気に入らない場合、糸を抜くことで元に戻すことが可能です。
- 施術時間が短い:施術は20~30分程度で完了するため、忙しい方でも受けやすい治療法です。
ふたえ埋没法によるたるみ治療のデメリット
- 皮膚を切除しないので、取れるたるみの量に限界がある。
- 糸で固定するので、永続的なものではない(外れる可能性がある)。
③どんな人に向いているの?
□ まぶたのたるみが気になっている方
□ 目の開きが悪くなったと感じる方
□ 切開せずに改善したい方
□ できるだけダウンタイムを短くしたい方
□ 自然な仕上がりを希望する方
④実際の治療の流れ・経過
⒈ カウンセリング・診察(施術前)
まずは、医師とのカウンセリングを行い、現在のお悩みやご希望をお伺いします。
《主なカウンセリング内容》
- まぶたのたるみの程度や皮膚の厚みを診察
- 眉と目の距離、額の動き(無意識に眉を上げていないか)を確認
- 手術のメリット・デメリットの説明
- ダウンタイムについての説明
- 施術後の仕上がりイメージを相談
- カウンセリングの後、手術を希望される場合は、手術の予約を行います。
⒉ デザイン(手術当日)
手術当日は、まずデザインを決めます。
《デザインのポイント》
- 皮膚のたるみを取りつつ自然に仕上がるラインを決める
- 左右のバランスを確認
医師が、細かくデザインを調整し、患者さまと一緒に最終確認を行います。
⒊ 麻酔
手術は局所麻酔で行います。
点眼麻酔および、皮膚と結膜に麻酔を注射し、手術中の痛みを最小限に抑えます。
⒋ 手術
- デザインに沿って、2点または4点、糸を通す穴を開けます。
- まぶたの裏側から表側に、糸を通します。
- 適切な緊張で糸を結んで固定します。
- 理想通りのふたえになったか確認します。
手術中は局所麻酔が効いているため、痛みはほとんど感じません。
⒌ 術後の処置と帰宅について
手術後はクーリングを行い、腫れを抑えます。
術後の注意事項やアフターケアについて説明を受けます。
術後は15分程度クーリングののち帰宅可能です。
⒍ 術後の経過とアフターケア
《手術後の主なスケジュール》
- 2〜3日:腫れのピーク
- 1〜2週間後:腫れや内出血が落ち着く
- 1か月後:診察
⒌注意点
術後3日間は、腫れや内出血を抑えるために冷やすと効果的です。
洗顔・シャワーは翌日から可能(傷口を強くこすらないように注意)です。
目もとのメイクは3日後から可能です。
コンタクトレンズは最低7日間、できれば2〜4週間は避けてください。
まとめ
ふたえ埋没法は、まぶたのたるみを改善し、目の印象を自然に若返らせる効果的な手術です。特に、皮膚の切開を伴わずに、ナチュラルな仕上がりを求める方に適しています。
治療を検討されている方は、経験豊富な医師と十分なカウンセリングを行い、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
当院では、患者さま一人ひとりのお悩みに寄り添い、最適な治療をご提案いたします。「まぶたのたるみ」に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
価格について(税込)
ふたえ埋没法(2点) 138,600円 (税込)
ふたえ埋没法(4点) 143,000円 (税込)
(初診料、再診料、検査料、麻酔料、内服薬等すべて込み)
※上記のほかに生じるオプション等は一切ありません。
新生活応援プライス
ふたえ埋没法(2点) 55,000円 (税込)
ふたえ埋没法(4点) 77,000円 (税込)
※Instagramフォロワー限定かつ、部分モニター撮影に協力いただける場合に適応されます。
※2025/5/31までが適用期間です。
合併症、副作用
腫れ、あざ、出血、感染、異物反応など
★富山でまぶたのたるみ治療を受けるなら★
総曲輪ビューティクリニック
富山県富山市総曲輪3-9-3
お問い合わせ、ご予約はお電話で
076-471-0734(受付時間:9:00〜17:00 日・祝のぞく)
執筆:
総曲輪ビューティクリニック
医師 木下 史也 KINOSHITA, Fumiya
- 石川県出身
- 富山大学医学部卒業
- 金沢医科大学形成外科 入局
- 金沢医科大学形成外科 助教
- 令和5年 市立砺波総合病院 医長
- 令和6年 総曲輪ビューティクリニック手術担当医
- 形成外科専門医
- 日本形成外科学会、日本頭蓋顔面外科学会所属