眉間のしわ治療と眉の変化
「眉間の縦じわのせいできつい表情に見えてしまう」
「無意識で眉間にシワを寄せてしまうクセがある」
「眉間にかなり深い縦じわがあるけどこれも消せる?」
「眉間のしわボトックスで眉の形が変わるって本当?」
今回は《眉間のしわボトックス》についてみなさまから寄せられた疑問にお答えします。
眉間のしわボトックスのターゲット
《皺眉筋(すうびきん)》という眉を内側によせる筋肉が収縮することで左右の眉の間に縦じわができます。
《鼻根筋(びこんきん)》という眉頭を下げる筋肉が収縮すると眉間に横じわができます。
この2つの筋肉は、意識してうごかすこともできますが、考えごとをしているとき、困っているとき、集中しているときなどに無意識にうごいてしまうこともあります。また、怒っているときにもできやすいしわなので、他の人からみると不機嫌そうに見えてしまうことも。
この2つの筋肉をターゲットにして動きを弱める《ボトックス注射》はシワ改善、深いしわ予防に効果的です。眉間ボトックスは3〜5か所に注射するのがスタンダードですが効果には個人差があるため、筋肉のつきかたによっては部位や量(単位)を微調整する必要があります。
眉間ボトックスの効果と持続
・2〜3日後
眉間ボトックスの効果が出はじめます。すこし動きが弱まって力が入りにくくなっているのがわかります。
・2週間後
効果がしっかりと出てしわが目立たなくなります。筋力が強かったり、ボトックスが足りない場合はしわが残ることがあります。必要に応じてしわが残っているところに追加注射をおこないます。
・3〜4か月後
効果がきれてくることですこし動くようになってきますが、しわが完全にもとにもどるまでには2〜3か月ほどタイムラグがあります。眉間ではとくに休んでいた筋肉がもとの筋力にまで戻るのにすこし時間がかかるためです。
・5〜6か月後
ほぼ元の状態にもどります。
しっかり効果を保ちたい場合には3〜4か月、完全に元に戻ってから次の治療をするなら5〜6か月に1回の定期的な治療が必要です。次の治療のタイミングが分からない場合には担当医にご相談ください。できるだけ少ない頻度で期待する効果が得られる最適なタイミングをご提案いたします。
いろいろな眉間のしわボトックス
眉間のしわボトックスは、自分にあった部位や量を選ぶことが失敗しないための大切なポイントです。症例を参考にチェックしてみてください。
【症例①】はじめての眉間ボトックスなら《ナチュラルボトックス》
眉間ボトックスはしたことがないが眉間のしわは前から気になっていた。今回、目尻のボトックスをするついでに眉間もすこし改善させたいというご希望でした。すこししわが残る程度に、標準の半分量を注射しました。
〈上:注射前、下:注射から2週間後〉
注射後もしわがまだ残っていますが治療前よりも浅くなっています。今後しわが深く刻まれるのを予防する効果もあります。
ナチュラルボトックスのデメリットはしわが完全に消えない場合があることですが、はじめてならひかえめな《ナチュラルボトックス》をおすすめします。治療が1回で終わるのもナチュラルボトックスのメリットです。
【症例②】しわをすっきりなくす《プレミアムボトックス》
これまでも何度かボトックス治療を受けたことがあり、今回も眉間のしわをすっきりなくしたいというご希望で治療を受けられました。眉間に標準量のボトックスを注射しました。
眉を寄せてもしわがまったくできなくなりました。眼瞼下垂やまぶたのたるみがある場合、しわがまったくできないようにすると重く感じてしまうことがあります。《プレミアムボトックス》ではまずは少量からスタートし、およそ2週間後に足りないところに追加することで重さを感じないちょうどよい効果が得られるまで調整します。
【症例③】複雑なパターンのしわに、プレミアムボトックス
典型的なハの字のシワではなく、複雑なパターンの眉間のシワです。ご本人はよくわからないのでおまかせしますということでした。
〈上:注射前、下:注射から2週間後〉
筋肉のつきかたや動きの個性にあわせて最適なポイントを選んで注射しています。刻まれたしわがすこし残っていますが重い感じもなく力を入れても自然な感じでしわが目立たなくなりました。プレミアムボトックスなら2週間目の仕上がりチェックでしわが残って気になるところがあれば1回まで無料での追加が可能です。
価格について
よくある質問
眉間ボトックスの注意点
①眉間の深い縦じわには効果がない
ボトックスが有効なのは眉をよせたときにできる《表情じわ》です。すでに深く刻まれてしまったシワを改善させることはできません。深い縦じわにはヒアルロン酸を少量注入することで目立たなくすることが可能です。ヒアルロン酸は1本が1mlの製剤なので、残りのヒアルロン酸を他の気になるしわに使用することもできます。たとえばほうれい線、マリオネットラインなどです。
②眉の形がかわることがある
眉の形は変わるタイプとほとんど変わらないか気にならないタイプに分かれます。形が変わるタイプのうち、平行眉や下がり眉なら眉尻が上がって明るい表情に見えるようになってよろこばれることもあります。反対にもともと上がり眉ならさらに眉山が上がることで《メフィストサイン》《スポック変形》といわれるような特徴的な眉の形になってしまうことも。自分がどちらのタイプか、また、形が変わるタイプなら表情がどう変化するかは治療をうけてみないとわからない場合もあります。不安であればまずひかえめな治療で変化をみることをおすすめします。もし眉山が上がりすぎてしまった場合には《修正ボトックス》で自然な表情をとりもどすことができます。
【症例】眉をよせたとき:上 before 下after
完全にしわが消えない程度のひかえめな治療(ナチュラルボトックス)です。
真顔のとき:上 before 下after
わずかに眉山が上がっていますが自然な印象でご本人も気にされていなかったため修正は行いませんでした。
③まぶたが下がることがある
眉間ボトックスのあとまぶたが下がることがあります。考えられる原因は2つあります。1つ目は薬液が上に拡散して《前頭筋》の一部に効いている場合です。前頭筋は眉を上げる筋肉のため、眉を上げる力が弱まりまぶたがさがります。2つ目は薬液が下に拡散して目を開ける《眼瞼挙筋》に効いてしまった場合です。目を開ける作用が弱まり眼瞼下垂の状態になります。眼瞼挙筋に効いてしまう場合、多くは片側だけまぶたが下がります。
【症例】眉をよせたとき:上 before 下after
完全に眉間のしわが消えるプレミアムボトックスです。
真顔のとき:上 before 下after
眉の位置はほとんどかわっていませんが、まぶたが下がっています。左右同じくらい下がっているため前頭筋の一部にボトックスが効いたと考えられます。もともと目が開きすぎている感じを気にされていたので、修正は行いませんでした。
眉間のしわボトックスで失敗しないために知っておきたいこと
・眉間ボトックスの効果には個人差がある
・筋肉の状態によって注射の量や場所を微調整する必要がある
・眉間のしわボトックスは深く刻まれたしわには効果がない
・眉間のボトックス注射によって眉の形が変わることがある
・眉間のボトックス注射によってまぶたがすこし下がることがある
・ひかえめな治療からスタートすると失敗が少ない
いくつか注意しなければいけないポイントのある眉間のボトックス注射ですが、特徴をしっかり理解していればできるだけ少ない回数で最大の効果を得ることができます。最適な治療ができる経験豊富な担当医を選ぶことも大切です。
総曲輪ビューティクリニックでは経験豊富な顔の専門家である《形成外科専門医》のみが責任をもって治療を担当しています。注射後の無料検診などアフターケアも充実していますので、まずは無料カウンセリングにご来院ください。
《眉間ボトックス 》治療の流れ
1.診察
形成外科専門医がしわの状態を診察し、《眉間ボトックス》の適応があるかを診断します。
2.治療
診断をもとに治療を行います。痛みが心配な場合には麻酔クリームを使うことで痛みを最小限にすることができます。総曲輪ビューティクリニックでは厚生労働省承認薬である《アラガンボトックスビスタ》のみを使用しています。すべての患者様に標準使用している《マイクロニードル》は極細で、痛みは最小限です。
3.アフターケア
ボトックス後のアフターケアや注意事項についてご説明いたします。軽度の内出血がみられることがありますが、メイクでかくせる程度です。
4.治療後の検診
2週間後の無料チェックで不都合がないかを確認し、ご希望に応じて追加注射をおこないます。
※プレミアムボトックスでは1回まで追加注射が無料です。
価格について
よくある質問
★富山で眉間のしわボトックスを受けるなら★
総曲輪ビューティクリニック
富山県富山市総曲輪3-9-3
お問い合わせ、ご予約はお電話で
076-471-0734(受付時間:9:00〜17:00 水・日・祝のぞく)
監修:
総曲輪ビューティクリニック 院長
佐藤 典子
形成外科専門医