総曲輪ビューティークリニック - SOGAWA BEAUTY CLINIC

COLUMN

ヒアルロン酸とボトックスの違い

Q:ヒアルロン酸とボトックス、どちらもしわに効果があると聞いたのですが、違いがよくわかりません。

 

A:ヒアルロン酸とボトックスはどちらもしわの治療につかわれますが、それぞれ有効なしわのタイプがちがうため、気になるしわの場所や深さによって使い分けられています。

簡単に言うと《ヒアルロン酸》は無表情でもわかるような深いしわや大きいしわ、《ボトックス》は表情によってできる細かいしわに有効です。

 

 

 

ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸とはもともと体内にある成分で、水分を保持したりクッションのような役割をする物質です。お肌では真皮内にヒアルロン酸が充分あるとうるおいやハリのあるお肌になります。スキンケア化粧品に含まれていることもあり、お肌のうるおいには欠かせない成分です。注射用のヒアルロン酸製剤は、しわや肌質の改善を目的として人工的に作られたヒアルロン酸を、滅菌して注射器に入れ、注入できるようにしたものです。手術とちがい手軽に受けられるのがメリットですが、時間がたつと吸収されて減っていくため、良い状態を維持するためには定期的な治療が必要な点がデメリットです。

 

ヒアルロン酸が有効なしわのタイプは?

《ヒアルロン酸》は深くきざまれてしまった《折れ癖タイプ》のしわを浅くしてめだたなくする注入剤《フィラー》です。無表情のときにできるしわを目立たなくすることができます。《ヒアルロン酸》で目立たなくできる主なしわは下記のとおりです。

 

◎ほうれい線

◎マリオネットライン(口角から下に向かうしわ)

◎眉間の深いしわ

◎おでこの深い横しわ

◎顔や首の肌質改善(うるおいとハリ、小じわ)

 

即効性があるためレーザーやピーリングのように短期間でくり返し受ける必要がなく、すぐに効果が実感できます。持続期間が1〜2年と長いタイプの《長期持続型ヒアルロン酸》なら1回の治療で効果が長く続きます。

また、目の周りの小じわや頬の小じわなどこまかいしわなら、最新のヒアルロン酸《ジュビダームビスタボライト》が効果的です。お肌の保水性やハリを改善させるヒアルロン酸で、1㎝〜5㎜間隔で少しづつきめ細かく注射することで、潤いとハリのあるお肌を取りもどすことができます。

 

ヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸には大きく分けると《短期吸収型》と《長期持続型》に分けられます。従来は6か月ほどでなくなってしまう《短期吸収型》しか選べなかったため、《ヒアルロン酸》はしょっちゅう追加しないといけない、というイメージをもたれている方も少なくありません。総曲輪ビューティクリニックでは治療を受ける皆様の負担を少なくするため、米国アラガン社の《長期持続型》ヒアルロン酸をご用意しています。

また、ヒアルロン酸は硬さによっても分けることができ、ごくやわらかい製剤からしっかりと硬さのある製剤までを使い分けることで、理想的な効果を得ることができます。総曲輪ビューティクリニックでは、厚生労働省が承認しているヒアルロン酸製剤のうち、かたさの違う5種類のヒアルロン酸を取りそろえています。かたいヒアルロン酸ほど濃度が高く、長持ちするのですが、肌のやわらかいところに注射してしまうととデコボコが目立つことも。やわらかい部分にはやわらかいヒアルロン酸を選びます。

●ジュビダームビスタ ボライト:とてもやわらかいヒアルロン酸。持続は9か月

●ジュビダームビスタ ボルベラ:すこしやわらかいヒアルロン酸。持続は1年

●ジュビダームビスタ ボリフト:中間のかたさのヒアルロン酸。持続は1年〜1年半

●ジュビダームビスタ ボリューマ:ややかためのヒアルロン酸。持続は24か月

●ジュビダームビスタ ボラックス:かたいヒアルロン酸。持続は18か月以上

 

総曲輪ビューティクリニックは、ほうれい線などしわのナチュラルな改善だけでなく《リフトアップ》や顔全体の印象をリフレッシュする《トータルフェイシャルトリートメント》《肌質改善》まで《ヒアルロン酸》でできるすべての治療を提供できる富山だけでなく全国でも数少ない注射専門のクリニックです。

ヒアルロン酸治療のよくある質問

 

 

 

ボトックスとは?

ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出された天然のタンパク質《ボツリヌストキシン》注射のこと。当院でも使用している米国アラガン社の《ボツリヌストキシン》製剤である《ボトックスビスタ》が有名すぎるため、《ボトックス》が《ボツリヌストキシン》の代名詞となっています。筋肉の動きを弱めることで、しわをできにくくする作用があります。《ボトックスビスタ》は厚生労働省が目尻や眉間のしわ治療薬として承認しているボツリヌストキシン製剤です。

 

ボトックスが有効なしわのタイプは?

ボトックスは筋肉の動きを調整して《表情じわタイプ》を目立たなくする薬剤です。笑ったときの《目尻のしわ》、眉を寄せた時の《眉間のしわ》、眉を上げるように力を入れたときにできる《おでこの横しわ》などが代表例です。定期的に治療を受けることで深いしわがきざまれてしまうのを予防する効果もあります。ボトックスが有効なしわは下記のとおりです。

 

◎目尻の笑いしわ(カラスの足あと)

◎眉をしかめたときの眉間の縦じわ

◎笑ったときにできる鼻のしわ

◎眉を上げたときの額の横じわ

◎あごの梅干しじわ

◎目の下の笑いじわ

◎口をすぼめたときの唇の縦じわ

◎頬の小じわ(マイクロボトックス、マイクロインジェクション)

◎力を入れたときにできる首の縦じわ(プラティズマバンド)

 

注射後2〜3日から効果を感じはじめ、2週間ほどで安定します。持続期間は3〜4か月です。2022年9月に米国FDAが承認したばかりの米国レバンス社《ダキシファイ》は、これまでのボツリヌストキシン製剤より持続が長く、効果が6か月程度続くといわれていますが、日本で使えるようになるまではまだしばらくかかりそうです。

目の周りや頬のこまかい小じわには、ボトックスの《マイクロインジェクション》が効果的です。通常よりも浅く、細かくボトックスを注入することでお肌の小じわを改善させる効果があります。

 

 

ボトックス治療を受けるときのポイント

筋肉の動き方がかわることで表情が不自然になってしまわないようにするためにできることは

①はじめから多くの部位を治療しない

②少量からはじめる

③経験の豊富な医師を選ぶ

初めての治療や、注射治療が不安ならひかえめで表情が自然な《ナチュラルボトックス》がおすすめです。治療の経験豊富な医師があなたの治療を担当いたします。

《総曲輪ビューティクリニック》はシンプルなしわの治療から繊細な表情の調整まで《ボトックス》でできるすべての治療を提供できる富山だけでなく全国でも数少ない注射専門のクリニックです。

 

ボトックス治療のよくある質問

 

 

★富山でヒアルロン酸、ボトックス治療を受けるなら★

総曲輪ビューティクリニック

富山県富山市総曲輪3-9-3

お問い合わせ、ご予約はお電話で

076-471-0734(受付時間:9:00〜17:00 水・日・祝のぞく)

ボトックスでまぶたのリフトアップ

ボトックス治療の最近のトレンドにまぶたの《リフトアップ》治療があります。

ボトックスは筋肉の動きを弱める注射なので、まぶたを下げる動きをする《表情筋》に注射することで、リフトアップ効果を引き出すことが可能です。

今回はまぶたのリフトアップ治療について説明します。

 

 

まぶたが下がる2つの理由

まぶたがだんだん下がってくる原因は《まぶたのたるみ》です。たるみによりまぶたが下がる原因になっているのは《皮膚のたるみ》とまぶたを上げる組織《挙筋腱膜のたるみ》の2つです。どちらのタイプも進行してしまうと手術治療が必要になりますが、軽症であればボトックスによるリフトアップ治療が効果的です。

 

 

皮膚のたるみタイプ

皮膚のたるみは40代頃からすこしずつ進行し、ふたえの幅が狭くなってくる、二重が一重になる、まつげに皮膚が当たるようになる、といった変化がみられます。さらにたるみが進行すると目尻側から皮膚が垂れ下がって目が小さく見えるようになってきます。皮膚をつまんで持ち上げると目はぱっちり開いていて、重い感じが楽になるのが《皮膚のたるみ》タイプの特徴です。

 

 

挙筋腱膜のたるみタイプ

一方、まぶたを開く《上眼瞼挙筋》の力をつたえる《挙筋腱膜のたるみ》タイプでは、まぶたそのものが下がって《眼瞼下垂》といわれる状態になります。初期症状としてはまぶたのくぼみ、二重のラインが増えたり位置が変わったりする(上の方に移動する)などがあります。進行すると黒目の上の方がかくれるようになり、さらに黒目の中心にある《瞳孔》がかくれるようになるとものがみえづらいなどの症状もでてきます。このタイプでは、皮膚のたるみを伴うこともありますが、皮膚をつまんで上げても重い感じがとれないのがこのタイプの特徴です。

 

 

まぶたを下げる表情筋

まぶたを上げる《上眼瞼挙筋》と反対の動きをするのがまぶたを閉じる《眼輪筋》です。めのまわりにある円盤状の筋肉(下図の紫部分)で、収縮すると丸い輪っかが縮まって目が閉じるというしくみです。この輪っかの一部に筋肉の動きを弱めるボトックスを注射することで、まぶたがすこしリフトアップされ開けやすくなるのです。

 

症例1

皮膚のたるみ、挙筋腱膜のたるみそれぞれが軽度の症例です。

上:before、下:after

治療後は眉尻が少しあがって、たるみもすこし改善しているため目尻側の二重のラインがすこし浅くなっています。見た目の変化は少しですが、体感的に『軽くなった』という感じがあります。

 

 

 

 

症例2

皮膚のたるみ、挙筋腱膜のたるみそれぞれが軽度〜中等度の症例です。

上:before、下:after

治療後の写真では眉山がすこしあがって、たるみが改善しているためふたえの幅がすこし広くなっています。眉山のところをかるく指で持ち上げたときのような感覚で、まぶたが重い感じも軽減されます。

 

 

手術のように目立った大きな変化はありません。そのかわりに変化が自然で治療のあとの腫れなどもないため、他の人に気付かれずにできる切らないまぶたのリフトアップ治療です。まぶたのたるみが軽症〜中等症の方に適している治療です。

 

 

 

ボトックスによる《まぶたリフト 》の流れ

1.診察

まぶたの状態を診察し、ボトックスによる《まぶたリフト》が有効かを診断します。治療の具体的な方法や注意事項について確認します。

 

 

2.治療

診断をもとに治療を行います。痛みが心配な場合には麻酔クリームを使うことで痛みを最小限にすることができます。

 

 

3.アフターケア

ボトックス後のアフターケアや注意事項についてご説明いたします。軽度の内出血がみられることがありますが、メイクでかくせる程度です。

 

 

4.治療後の検診

2週間後の無料チェックで効果や不都合がないかを確認します。効果が足りない場合には追加治療も可能です。効果の持続は3〜4か月です。

 

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監修:

総曲輪ビューティクリニック 院長

佐藤 典子

形成外科専門医