注射でできる部分やせ、ふくらはぎボトックス
ダイエットによる部分やせは難しいといわれていますが、注射でできる部分やせがあるのをご存知でしょうか。筋肉のボリュームを減らすボトックス注射を使うことで気になるところだけをスッキリさせることができます。
理論的には筋肉があるところはどこでもやせさせることができるのですが、日常生活に問題なく効果もしっかりと感じられる部位としておすすめできるのは3箇所です。
②顔のエラ
③ふくらはぎ
今回は③「ふくらはぎ」の部分やせができるボトックス治療について説明します。
ふくらはぎボトックスのターゲット
ふくらはぎのふくらみは《腓腹筋》です。腓腹筋には膝を曲げる・足首をのばすという2つの作用がありますが、足首をのばすほうがメインの働きです。日常生活ではつまさき立ちをするときや歩いているときに地面を蹴る動きをするときに筋肉が働きます。
《腓腹筋》が発達するとふくらはぎが張った状態になり、力をいれると力こぶのように膨れて目立つことがあります。
ふくらはぎの部分やせにはボトックス注射が効果的です。
ふくらはぎボトックスの効果と持続
ボトックスが効きはじめたのは数日くらいからわかります。2週間ほどで注射した部分が動かない状態になります。筋肉のボリュームが減って足のラインがすっきりしてくるまでには少し時間がかかります。
・注射後数日:脚が重いようなかんじ、だるい感じ
・注射後1〜2か月:少しずつ脚のラインがすっきりしてくる
・注射後2〜4か月:筋肉のボリュームが減るピーク
・注射後4〜6か月:少しずつもとにもどっていく期間
・注射後6〜12か月:もとの状態にもどる
半年から1年ほどでもとに戻ることが多いのですが、ふくらはぎに力が入ってしまう癖がとれることで長く効果が持続したり、完全にもとの状態にまで戻らないケースもあります。
ふくらはぎボトックスの量と単位
ボトックスの量は《g(グラム)》や《ml(ミリリットル)》ではなく《単位》という基準で表されます。ふくらはぎボトックスにつかわれる量の目安は両側で50〜200単位です。ふくらはぎの筋肉の張りやどれくらい小さくしたいかによって量を調整しますが、はじめての場合は女性なら50単位、男性なら100単位からのスタートをおすすめします。
2回目以降効果が足りないと感じるようなら増量していくことが可能です。
※ふくらはぎボトックスでは効果のピークまでの期間が長いため、2〜4か月後のピーク時に追加注射をしても先に注射した分の効果がうすれてしまい正確な効果判定ができません。規定量で効果が足りないと感じる場合は次の治療で増量することで希望する結果に近くなるよう調整します。
ふくらはぎボトックスの注意点
つま先立ちをするときに働く《腓腹筋》が動きにくくなることで、脚がだるい、つま先立ちがしにくいといった感じがすることがあります。同じような働きをする筋肉が働くため通常は1か月以内に気にならなくなります。歩くのに支障をきたすことはありません。
ふくらはぎボトックスのタイミングについて
ある程度効果を維持させたい場合には5〜6か月に1回の定期的な注射が必要です。また、目的によって治療のタイミングを決めることも合理的です。
・ふくらはぎがスッキリした状態をずっとキープしたい:ピークからボリュームが少しでも増えたと感じた時点、6か月間隔が目安ですが、徐々に間隔がのびてくる場合もあります。
・多少ボリュームがもどる時期があってもよい:ふくらはぎの張りが気になるようになってから。
次の治療のタイミングがわからない場合は担当医にご相談ください。できるだけ少ない回数で効果を維持できるタイミングをご提案いたします。
《ふくらはぎボトックス 》治療の流れ
1.診察
ふくらはぎの筋肉の状態を診察し、ボトックス治療の適応があるかを診断します。
2.治療
診断をもとに治療を行います。総曲輪ビューティクリニックでは厚生労働省承認薬であるアラガン社の《ボトックスビスタ》のみを使用しています。
3.アフターケア
ボトックス後のアフターケアや注意事項についてご説明いたします。軽度の内出血がみられることがあります。
4.治療後の検診
2週間後の無料チェックで不都合がないかを確認します。治療の効果判定は治療後2〜3か月後に写真をつかって行います。ボトックス自体の効果の持続は3〜4か月です。追加や次の治療のタイミングについては担当医とご相談ください。
価格について
★富山でふくらはぎボトックス治療を受けるなら★
総曲輪ビューティクリニック
富山県富山市総曲輪3-9-3
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監修:
総曲輪ビューティクリニック 院長
佐藤 典子
形成外科専門医